Q.

SNS投稿の画像で自分のサイトへの誘導をはかろうと思います。いずれも元は同じ画像ですが、
・SNS投稿…長辺960pxのwebp画像(ロゴ入り)
・サイトの無料画像…長辺960pxのjpeg画像(ロゴなし)
・販売する画像…長辺3200pxのpng画像(ロゴなし)
というようにしたいと思っています。
この場合、960pxという大きさは小さすぎますか?またwebpよりもjpegにした方がいいですか?


A.

ご指定の用途を考慮すると、960pxというサイズは「やや小さいが実用上問題はない」という範囲です。もう少し詳しく見ていきましょう。


① サイズ(960px)について

一般的な推奨サイズ:

SNSへの投稿画像では、通常は以下のサイズが推奨されます。

  • Instagram:1080px(正方形または縦長)
  • Pinterest:1000~1500px程度(縦長)
  • X(旧Twitter):1200×675px以上(横長)
  • Facebook:1200×630px程度

960pxというサイズは、主なSNSの推奨サイズより若干小さいですが、大きく劣るというわけではありません。
特に、XやInstagram、Pinterestにおいて画質が極端に落ちるほどのサイズではなく、表示上の問題はほぼありません。

画像の目的別の考え方:

  • SNS投稿画像(960px, ロゴ入り)
    SNSではむしろ鮮明すぎる画像は無料ダウンロードされてしまうリスクがあるので、多少小さいほうが誘導効果があります。

  • サイトの無料画像(960px, ロゴなし)
    960pxでもWeb用途としては問題なく使用できるため、「無料で使いやすく、かつ高解像度ではない」絶妙なバランスと言えます。

  • 販売する画像(3200px, PNG)
    印刷や高精細用途には十分なサイズ・画質です。販売価値も保たれます。

結論として、960pxは多少小さいですが、この用途ではむしろ「誘導・販売戦略上ちょうどいい」サイズと言えます。


② ファイル形式(WebP vs JPEG)について

WebPの特徴:

  • 圧縮率が良好で軽量
  • 画質がJPEGよりやや良好(特に低容量時)
  • ただし、古いブラウザ・環境で表示できない場合がまれにある(近年ではほぼ問題なし)

JPEGの特徴:

  • すべてのブラウザ・SNSで問題なく表示できる
  • 一般的であるため、トラブルがない

SNS用途でのWebPのデメリット:

  • SNSのアップロード時に再圧縮や形式変換が行われることがあり、画質のコントロールが若干難しくなる可能性があります。
  • SNS側の変換処理によって、WebPの利点(軽量・画質維持)が活かせない場合があります。

よって、現状ではSNS投稿用としてはJPEGを使った方が確実でトラブルが少なく無難です。

一方、自サイト内の画像はWebPを使用することで、サイト速度の向上・SEO上のメリットも得られます。


✅ おすすめの結論・使い分け

目的推奨サイズ推奨形式備考
SNS投稿(誘導)960~1200px程度JPEG(推奨)ロゴ入りで多少画質は抑える
サイトの無料画像960~1200px程度JPEG or WebPWebPなら表示速度向上(推奨)
販売用画像3000px以上PNGロスレス高画質

📝 結論まとめ

  • 960pxは問題ない(誘導目的としてやや小さめがベスト)
  • SNS投稿にはJPEGを推奨(安定性重視)
  • 自サイト内ならWebP推奨(速度向上)

このように設定することで、画像を効率よく活用し、サイトへの誘導や収益化がスムーズに行えるでしょう。