Q.
WooCommerce + Stripeを違うサイトでも使いたいときは、たとえばStripe の API などは同じものが使えますか?
A.
はい、StripeのAPIキーは複数のサイトで使うことが可能です。つまり、同じStripeアカウントを使って、複数のWooCommerceサイトに導入することができます。
ただし、以下の点に注意してください:
✅ 同じStripeアカウントを使い回すときの注意点
項目 | 説明 |
---|---|
APIキーの共有 | 同じ「秘密鍵(Secret key)」と「公開鍵(Publishable key)」を複数サイトで使用可能です。 |
取引の識別 | どのサイトからの支払いかは、メタデータや商品名、Webhookなどで区別する必要があります。Stripeのダッシュボード上では自動で区別されません。 |
Webhook設定 | 複数サイトがある場合、それぞれに個別のWebhookエンドポイントを設定する必要があります。1つのWebhookに全てを送ると混乱します。 |
ブランド分離したい場合 | 事業体が異なる、ブランディングを分けたい場合は、「Stripeアカウントの追加」や「Connect(子アカウント)」の利用を検討してください。 |
✅ WooCommerce 側の対応
- WooCommerce Stripeプラグインは、サイトごとにAPIキーを入力して設定すれば使えます。
- サイトA、サイトBで同じAPIキーを使っても問題ありません。
- ただし、注文・顧客管理はそれぞれのWooCommerce側に依存するため、データ統合は自前で行う必要があります。
🔁 ブランド分け or 管理の分離をしたい場合
以下のような場合にはStripe側で別アカウントを作るか、Connectを使用する方がよいです。
- 会社や屋号が異なる(別法人)
- 振込先を分けたい
- 顧客ごとに明確に販売元を分けたい
まとめ
- ✔️ 同じAPIキー(=同じアカウント)で複数サイトOK
- ⚠️ Webhookの設定はサイトごとに必要
- 🚫 事業やブランドを完全に分けたいなら別アカウント検討
Stripeで複数サイト運用している事例は多いです。何をどこまで分離するかで戦略が変わります。もし「売上レポートをサイト別に出したい」などあれば、メタデータの活用をおすすめします。
ご希望の運用スタイルは、ブランド統一ですか?それともサイトごとに分けたい感じでしょうか?