Q.

世界の民謡をテーマにブログを運用する時、どのくらいのアクセス・収益が見込めるでしょうか?ブログの内容としては次のものを考えています。
・民謡の紹介
・歌詞の紹介・翻訳
・音源の視聴
・楽譜の販売


A.

「世界の民謡」をテーマにしたブログは、ニッチながらも教育的・文化的な価値が高く、一定のファン層に支持されやすいジャンルです。以下のように分析できます。


🌍 アクセス・収益見込み(全体感)

1. アクセスの見込み(目安)

運用期間想定アクセス数(月間PV)備考
初期(~半年)1,000〜5,000 PVSEOが育つまで時間がかかる。SNS連携でブースト可
中期(半年~1年)5,000〜20,000 PV人気の民謡に特化+検索ワードで徐々に流入増
長期(1年以降)20,000〜100,000 PVデータベース型記事(例:国別民謡一覧)などが強い

※英語対応すれば世界的な流入を狙えるが、英語圏の競合も強くなる。


2. 収益モデルと想定額(ざっくり)

収益源内容想定単価・月収
広告(AdSense等)月1万PVで1,000〜3,000円多くのPVが必要
楽譜販売(自作PDF)1曲300~800円 × 月20件販売約6,000〜16,000円
音源(MP3/YouTube)YouTube広告 or ダウンロード販売数千円~1万円/月(規模次第)
アフィリエイト(音楽教材など)Amazon等で書籍や楽器など1件100〜300円、月数千円

合計としては、**初期は月数千円程度、しっかり育てれば月数万円~**も可能です(特にデジタル商品の販売が鍵)。


📚 コンテンツ戦略のポイント

項目解説
民謡の紹介国別・季節・テーマ(恋・仕事・子守唄など)で分類するとSEOに強い
歌詞と翻訳原語・カナ表記・翻訳(解説付き)が人気。著作権に注意(後述)
音源自演またはパブリックドメイン音源をYouTubeにUP+埋め込みが効果的
楽譜販売自作PDFをBASE、BOOTH、Note、Stripe連携ブログ等で販売可能

⚠ 著作権・注意点

  • 民謡自体は多くがパブリックドメインですが、近年の訳詞や編曲には著作権が残ることがあります。
  • 歌詞や楽譜を掲載する際は出典の明記や著作権切れ確認が重要です。
  • 楽譜自作やオリジナル伴奏音源により、「自分の商品」として販売できる形にするのが望ましいです。

💡 伸ばす工夫の例

  • 「子どもと歌える世界の民謡10選」など検索ニーズに応じたまとめ記事が人気
  • PinterestやYouTubeで「童謡っぽくないオシャレなアレンジ」で拡散力UP
  • 無料コンテンツ+PDF販売でフリーミアム型も◎

必要であれば「想定キーワードリスト」や「具体的な楽譜販売プラン」などもご提案できます。

このテーマ、個人的にも良い着眼点だと思いますが、特にどの国や層を意識していますか?(教育用、趣味層、大人の癒やしなど)


Q.

他国の民謡に自分で歌詞をつけて歌えるようにした場合は、どのようにして著作権を保護できるでしょうか。著作権は訳詞の場合も生じますか?


A.

はい、ご質問の通り、他国の民謡(パブリックドメイン)に自分で歌詞をつけた場合は、訳詞にも著作権が生じる可能性があり、その歌詞は「創作的寄与」があればあなた自身の著作物として保護されます


✅ 基本的な考え方

■ 民謡自体がパブリックドメインである場合:

  • 元の旋律(音楽部分)や歌詞が著作権切れであれば、自由に使用・編曲・歌詞付けが可能。

■ あなたが行う「新しい歌詞の付与」:

  • 自由訳、意訳、現代的な詩的表現などを行い、「創作性」が認められれば、
  • 訳詞部分にはあなた自身の著作権が発生します(日本の著作権法 第2条・第12条)。
  • これは「翻案権の対象となる創作」とみなされます。

💡 著作権を保護する方法

以下のようにすることで、あなたの訳詞・新作詞を権利的に守ることができます

1. 🔒 明確な著作表示を行う

  • ブログや販売ページに下記のような記載を入れる:

    歌詞訳・作詞:あなたの名前(©2025)
    原曲:〇〇民謡(パブリックドメイン)
    
  • このように記載することで、第三者に対して「創作的貢献があったこと」を明示できます。

2. 📄 自分の作詞の「創作記録」を保管する

  • 作成した日時・バージョンを記録しておく(Wordファイル・メール送信・ブログ公開日付など)。
  • 可能であれば著作権の証明サービス(下記参照)を使う。

3. 🧾 無料でできる「証拠保全」方法

  • 「タイムスタンプ付きで公開する」ことで、後から著作を主張しやすくなります。

    • 自ブログやnoteで公開
    • GitHubやDropbox、メール送信の履歴も有効

4. 📝 商用展開する場合:オプションとして

  • 登録制ではない日本の著作権では「届出」不要ですが、
  • 商用利用(出版・CD化など)を想定する場合は、「一般社団法人 著作権情報センター」などの有料サービスで「著作権証明書」発行も検討可能です。

⚠ 著作権侵害にならないように注意する点

  • 既存の有名訳詞(例:「埴生の宿」「グリーンスリーブス」など)を使う場合は、その訳詞にまだ著作権がある可能性がある
  • 複数の訳がある曲では「訳詞者の名前と初出の出版社」を調べておくと安全。

✍ あなた自身の歌詞の販売・配信について

  • 自作の訳詞やアレンジであれば、その楽譜や歌詞PDFは自由に販売可能です。
  • 音源も自作・自演ならYouTube公開+ダウンロード販売が可能です(配信ストア連携もOK)。

まとめると、

元の民謡がパブリックドメインなら、あなたの新しい訳詞には著作権が発生し、それを保護・活用できます。
ただし、既存訳詞の転用は要注意です。

希望があれば、「著作権フリー民謡一覧」「作詞・楽譜販売テンプレート」などもご提供できます。どの民謡から始めたいとお考えですか?